2016年7月23日土曜日

[IT]ソフトバンクが英ARM社を3.3兆円で買収

ソフトバンク、英アーム買収に3.3兆円 IoT収益源に  by 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK18H1N_Y6A710C1000000/

この発表により株価は大幅ダウン…つまり、投資家たちは概ねネガティブな見方をしているということですね。

近年のソフトバンク社の財務状態は衆知の事実、

■流動資産(保有している現預金などの額)や自己資本(資本金の額)と比べ、有利子負債がかなり大きい。
=流動比率や自己資本比率などの数値が(少なくとも他社と比べて)かなり低い。
→つまり、事業体としての財務安全性が(少なくとも他社と比べて)かなり低い状態である。

という状態が続いていますよね。

そんな中でさらに流動資産の減少と有利子負債の増加が同時に起こる事案を発生させ、財務安全性をさらに低下させそうである…ということで、「さすがにキツいでしょそろそろ…」的な反応が出たといったところでしょうか。

僕個人としても、こと財務運営に関しては極力保守的に(=財務安全性を高く保つ)行う方が良いと考えているので、「孫さん、攻めたなぁ…!」というのが率直な感想だったりします。

しばらくは高利益(Not ”高売上”)をあげつつ、ひたすらキャッシュを回し続ける…という財務・経理部門の腕がますます問われる感じ…

んー…「中の人たち」に対してはただただ尊敬の念しか出てきませんです。

(参考)ソフトバンク、「レバレッジ経営」を加速 英アーム買収 by 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK18H1Q_Y6A710C1000000/

P.S.「より事業領域の川上を押さえてしまおう」という意味においては極めて大きな経営戦略上の意味を持つと思います。

孫さんほどの頭の切れる方ですし、財務上のリスクを重々承知の上でそのリスクを超える利益があると踏んだということでしょう。

という訳で、いつもながら(?)の「上手く行きさえすれば手のひら返しの準備はできている!!」案件ということですね。