2016年8月10日水曜日

[財務経理]日本マクドナルド、(年間通期での)黒字化へようやく一歩を踏み出す

日本マクド、1―6月期は2期ぶりの最終黒字 通期黒字化も達成可能 by 朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/business/reuters/CRBKCN10K0M8.html

日本マクドナルド社の2016年1月~6月の損益が黒字に転じたとのこと。

記事にもある通り、期限切れ鶏肉の使用問題や異物混入問題が発生した影響でここ数年赤字決算を連発していましたが、ようやく黒字転換への第一歩を踏み出した模様です。


1つ前の期間では負債(特に流動負債)の額が大きなものとなっており、それに比べて資産(特に、流動資産)の額が少なく、他人事ながら大丈夫かいな…と気になる状態であったところ。

…が、今回出された四半期連結貸借対照表を見てみるとその点も改善されていますし、「黒字化→財務状態健全化」の流れを絶やすことなく進めることができれば、また色々なチャレンジができる余裕も出てくるのではないかと想像しています。

(参照)平成28年12月期 第2四半期決算短信[日本基準](連結)(PDFファイル) by IR STREET
https://ircms.irstreet.com/contents/data_file.php?template=39&brand=74&folder_contents=8917&src_data=194569&filename=pdf_file.pdf


ただ1点、固定負債(銀行借入)が大幅に増加している点は気になるところ。

資産と負債の関係性(連動性)を考えると、「銀行借入れにより長期借入金が107億50百万円増加したことが主な要因」と言っている固定負債の増加分、何らかの資産が増えても良さそうなものですが、そのような気配は感じません。

流動負債が同程度の規模で減少していることもあり、「流動負債を減少させるために、そのキャッシュを固定負債(銀行借入によるキャッシュの獲得)で賄った」ということであれば、見かけの流動比率を下げるための魔法に見えなくもなi…ゲフンゲフン。

それでも、トータルで22億円程度負債が減少していることは純粋にポジティブなことだと思います。


ちなみに、この期間(2016年1月~6月)の結果については、POKEMON GOとのコラボで上がった売上なり利益なり―が一切入っていない点に要留意ですね(POKEMON GOとのコラボは2016年7月からであるため)。

このあたりの影響が出てくる次回の四半期決算なり半期決算なりで、「立て直し成功」といえるかどうかがおぼろげに見えてくるものと思われます。