2016年9月24日土曜日

[起業・開業]専門的な技術が優れているからといって起業して成功する訳ではないよね、というお話

創業1年で約4割が倒産危機? フィンテックで目指す中小支援とは by 電通報
http://dentsu-ho.com/articles/4447

記事内に出てくる中小企業向け情報提供サイトや、フィンテックサービスの話は置いておくとして(マテ)、僕の目に留まったのは以下の話。
僕らのようなアプリ開発者もそうですが、美容室やアパレル、飲食店なども含めて、起業する人はその専門的な技術が優れているから会社を設立する。でも、仕事の腕が確かだからといってキャッシュフロー管理に優れているとは限りません。むしろ、ファイナンスの知識は持っていない人が多い。
『「技術者」「職人」は「経営者」ではない。その逆も然り。』と普段からよく言っているのですが、これをより噛み砕くとまさに上記で引用したお話になります。

分かりやすくさらにストレートな表現に置き換えると、『決して「素晴らしい技能を持っているから、起業したら成功する」 と い う 訳 で は な い 』ということ。

むしろ、技能一辺倒になりすぎて「経営」を疎かにしてしまう方(特に、ご自身の「営業力」に自信をお持ちの方に多い感覚があります…)は、失敗(=廃業)してしまう確率が高いように感じます。


また、「大きな成功(=最終的な目的・目標の達成)」をするにも、まずは「決して致命的な失敗(=再起不能な形での廃業など)」をしない状態を作る、そして小さな成功を積み重ねる、ということから入るのが王道というか、現実的な道筋です。

…なのですが、これについてもそういった手順を踏まない、経営の基礎的な土台を作らない状態で突っ走ってしまうことによって、致命的な失敗をしてしまうケースというのが多く見受けられたりするのですよ。

こちらは、よくスポーツで「攻撃からではなく、引き締まった守備から試合に入る」と言われる類のものと同じ論理だと思っております。

(「頂点に立つチームは守備が安定している」というのは鉄則ですもんね!…2005年のガンバ大阪さんだけは例外ですが…)


ちなみに、お金の流れに関することや、人の使い方に関すること(つまり、「経営(管理)」に関すること、ということですね。)というのは、即致命的な失敗に繋がりやすいもの。

…という訳で、このあたりのことってあまりよく知らないなぁ…という方はぜひ一度勉強してみるなり、先輩経営者の話を聞くなり…と、自分なりに研究をしていただければと願う次第なのです。


ちょっとしたコツは、「成功した話」ではなく、「失敗した話」、それも、「なぜ失敗したのか?」「どうすれば失敗しなかったと考えられるか?」を学ぶこと。

他人の成功を真似することは極めて難しいですが、他人の失敗を教訓にすることは(自分自身の意識や行動に組み込ませるだけで)可能ですからね。

逆に「成功談」だけ語って「失敗談」がない方のお話というのは、話半分どころか10分の1くらいで聞いておいても問題ないかなぁ、と日々感じているところでございます…。