2016年10月1日土曜日

[経営管理]「リスク」と「ハザード」の定義(違い)って普段意識しないよね、というお話

皆様お疲れ様です。ビジネス横文字が苦手なにったです。

「マーケットでイニシアティブをとるビジネスプランだね、アグリーするYo!それじゃあYouをリーダーにアサインするから、次のミーティングまでにアジェンダ考えておいてYo!」

などと言われると、何をおっしゃってるのか10%も頭に(いや、耳にすら!)入ってきません…本当に申し訳ない、深くお詫び申し上げる次第です(だがしかし、反省などしていない!


さて、こちらもビジネス横文字なのかもしれない「リスク」とか「リスクヘッジ」とかいう言葉。

ビジネス横文字が苦手な僕ですら、とりあえず違和感なく耳に入ってくる程度にはよく聞く言葉ですね。

(余談ですが、最近は経営や政治の場だけでなく、一般的雑談的会話の中にも浸透してきつつあるような気さえしております(さすがに言いすぎか…))

しかしこの言葉、市民権を得れば得るほどに、ある似て非なる言葉と混同して使われる傾向にあるな…と、先日お客さんのレポートを書いてる時に気付いてしまいました…!

という訳で、一旦この言葉の定義は明確にしておく必要があるよなぁ…と思ったが吉日、この場に書き残しておこうと存じた次第です。


ようやくここからが本題!

「リスク」と似て非なる言葉というのはズバリ、「ハザード」です。

色々と端折って、箇条書きで端的に定義を書ききってしまうと、

  • ハザード・・・潜在的に危険や有害となりうるもの(事象)のこと
  • リスク・・・ハザードが発生して現実の危険となること、またその起こりやすさ
といった感じになります。


うーんなるほど全く分からん!という方のために1つ例を挙げますと、
  • 取引先が倒産する(=潜在的に自社にとって危険となりうる事象)→ハザード
  • その取引先が倒産したことによる自社への損害額(売上ダウンの額)、またその損害可能性→リスク
といったところになるでしょうか。

「取引先が倒産する(かもしれない)」というのはあくまで「ハザード」であって、「リスク」ではないということですね。


もう少し具体化してみますと、
  • 取引先が倒産するらしい
    →…が、その取引先からの売上高は月に500円であった
という状況では、99.99999%の方が「まぁ、それくらいの損害ならいっか」って思われますよね?

「500円のために必死になるくらいなら、他の取引先から10万円の仕事を取って来る方がよっぽど経営効率が良いよ!」ってなりません?(というか、なってください!)

つまり、「ほとんど損害がないから、ハザードはハザードとして認識するけど、リスクとして認識し、リスクを上手く避けたり低減する行動はしなくても良い」という結論が導き出される訳です。


ちなみに、同じ状況で仮に「リスク」と「ハザード」を混同していると、
  • 取引先が倒産するらしい
    →リスクだ!やばい!なんとかしなきゃ!
    →(月に500円の売上のために)多大なコストをかけて対応することになる
なんてことが起こってしまいます。

上記の例はあまりにも極端であるために分かりやすい(判断しやすい)ですが、これ、決して他人事ではなく、往々にして起こるものなのです…。


その「的を外した判断」によって発生した大きなコスト(金銭だけでなく、対応するための時間もコストです)を他のことに使えば、もっと大きな利益に繋がるかもしれません。

(専門用語で「機会損失」といいますが、このお話はまた別の機会に…!)

…という訳で、「リスク」と「ハザード」の違いについてはぜひとも頭に入れておいていただければと思う次第なのです。

そして願わくば、「リスクがさー」と口から出した暁には、頭の中で「これってリスク?ハザードじゃないよね?」と思い返していただければと存じる次第であります。