2016年11月19日土曜日

[知的財産権][法務]知的財産権や契約(書)というものに対する常識や感覚を変えていく必要があるよね、というお話

皆様お疲れ様です。久々に知的財産権や法務の話題に触れるということで、筆(否、キーボードか)の進みが俄然遅いにったです。

元々は法務畑から事業を開始したんですけどね…。

2011年頃のポジショニング変更(端的にいえばジョブチェンジ!)の効果(マイナスの意味も含みます。)がしっかりと出ている模様であります。


【専門家が教える、中小企業の「失敗しない知財戦略」 by ニュースイッチ】
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(特に特許権に関して)まだまだその取得・維持のための費用は高く、小規模事業者や中小企業にとって「興味はあるが、予算が組めない」というのが正直な感覚である知的財産(権)に関する諸々の制度。

記事中の
ここ4、5年でみると、日本の中小企業は特許や商標、国際特許の出願件数が増え、知財の有用性が認識されつつあると思う。ただ、制度自体が、たくさん出願している企業向けになっているため中小企業にとっては使いづらいのではないか。
という指摘について、まさに的を得ているなぁと感じているところであります。

知的創造サイクルは、創造、保護、活用の3つを回す仕組みだが、これまでは「創造が起点」だった。一部の企業では、ビジネス構築とは別に「いいアイデアが出たので、まずは特許を取ろう」という考え方が見受けられる。今後は特許取得の目的をはっきりさせた上で、その特許を事業にどう生かし活用するかを考え「活用が起点」にしないといけない。
こちらの指摘もまさにその通りで、現状、まだまだ(特に中小企業で)「作ったものを『守る』こと」が知的財産権取得の第一の意義とイメージしている組織が多いですよね。

このあたり、やはり今後は「作ったもので『攻める(=協業やライセンスなどで利益を生み出す)』こと」に考えの軸足を移す方が、経営上のメリットも感じやすくなるのではないかと思われるところであります。


ちなみに、仮に「作ったもので『攻める(=協業やライセンスなどで利益を生み出す)』」ようにしていく場合には、「契約」に対する考え方もセットで変えていく必要があると思うんですよね。

特に「別れることを前提に合弁契約を」という記事内での話はまさにそのとおりだと考える次第。


こちら、日本では「始まる前から別れることを前提にする(また、緻密な契約書を作る)のは、相手を信用していないことと同義だ」みたいな感覚があります(最近は少しづつそうでもなくなってきていますが…)が、そういった感覚を改めていく必要があるということになります。

(たしかに、日本国内での中小企業同士の取引であればある程度なんとかなってしまう部分もあるんですけどね…。)

大企業や海外企業との取引を行うなど、事業を拡大すればするほど様々なリスク(コミュニケーションが上手く取れないリスクなども含みます。)が大きくなるもので、上記の感覚が通用しなくなっていくことに留意しておきたいです。