2017年11月12日日曜日

「蓄積された余力」がどの程度が把握できていますか?:今週の経営管理&財務ノート(17/11/4~11/10)

皆様お疲れ様です。先の金曜日に、半年に1度恒例のプロモーション動画撮影を行ってきたにったです。

今回は前回までと異なる役回りが与えられたこともあり、それを全うできたかどうか、率直に心配で仕方ないところなのですよ…。

…が、まぁ、撮影自体は終わりましたし、現時点で出せる力はできる限り出し切ってきましたので、後は編集組の皆様にお任せして、上手く色々とやっていただけることを信じるのみでございます。

1. 週末の考察

【「利益剰余金」を見よ! あなたの会社の実態がここにある・・・ by HANJO HANJO】
http://hanjohanjo.jp/article/2017/11/08/8169.html

事業体の規模を問わず、基本的には、
  1. 既存事業の安定化・十分な利益の獲得(→余力の蓄積)
  2. 既存事業で蓄積された余力を利用して”新しいモノ・コト”へ投資
  3. ”新しいモノ・コト”での十分な利益の獲得(→余力の蓄積)
  4. 蓄積された余力を利用してさらに”新しいモノ・コト”へ投資
  5. 以下延々と続く
というサイクルを回すことが大切です。

そして、このサイクルを回すためには、「1.」「3.」で記載されている「十分な利益」や、「2.」「4.」で記載されている「蓄積された余力」を的確に把握しておく必要があります(どの程度の”余力”を”新しいモノ・コト”へ投資するかについての最重要の判断材料であるため。)。

この「十分な利益」や「蓄積された余力」を把握する際に使う指標の1つが「利益剰余金」である、という訳です。

さて、皆様はどの程度の「蓄積された余力」をお持ちでしょうか。ぜひ自らの貸借対照表を振り返っていただければと存じます。

2. 時事ニュース切り抜き

【ICOは詐欺かバブルか? 金融庁、専門家が警告 by Business Insider Japan】
https://www.businessinsider.jp/post-106779

自社で独自の仮想通貨を発行することで資金調達をするICOですが、金融庁がそのリスクについて注意する文書を公表したとのことです。

株式市場では有価証券報告書や決算書などの公表が義務付けられていますが、ICOではそれらと同等レベルの資料公表が義務付けられている訳ではありません。

これからICOをする可能性がある経営者・事業者の方に対しては、こういった注意や警告が出されている事実から目を逸らさず、ホワイトペーパーなどで誠実に・具体的に事業のプランを示すという、真っ当な資金調達の姿勢を持つことが大切だと考えております。

【みずほ、法人向けVISAデビットカード発行 by 日本経済新聞】
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23308360Z01C17A1EE9000/

極めて便利な(と僕は強く感じている)デビットカードですが、これまでは個人(非事業者)向けのものしかなく、事業者としてその利便性を享受することはできていませんでした。

…のですが、ようやく2018年1月頃に法人・個人事業者向けのものも発行されるようになるとのことです。

日々の現金決済の”上位互換”として極めて有用だと思いますし、ぜひ導入をご一考いただければと存じます。

(参考:【みずほ銀とビザのデビットカード 初の中小・個人事業主向け by Sankei Biz】
http://www.sankeibiz.jp/business/news/171110/bse1711100500001-n1.htm )

3.今週の行政関係ニュースまとめ

【京都の宿泊税、公平性課題に 全施設対象は全国初 by 京都新聞】
https://this.kiji.is/299041258360964193

京都で、市内の全宿泊施設でその利用者から「宿泊税」を徴収する条例が可決されたとのことです。

これにより、京都市内の宿泊業や民泊サービス提供者の方は今後利用者からの徴収実務を行っていくことになります。

該当する事業者の方、ぜひ今後出てくるであろう詳しい情報をチェックいただければと存じます。

4. 今週のツイートから


僕が開業した頃から『「ネット上(特に、SNSや検索エンジンの上位サイト)でこんな投稿や記事を読んだ―」という理由で誤った情報を妄信してしまっているケースに出くわす』という医療関係の方の話を聞いていましたが、ここ数年は、お金関係や法律関係でもこういったケースが増えている感覚を持っております。

もちろん、ベースとしての最低限の知識を持つことや、そのために情報を検索したりすることが大切であることは言うまでもありません。また、様々な情報に触れること自体を否定するのも間違っていると思います。

ただ、そうやって知った情報に対して自己判断で不必要な不安を持ち、過度にネガティブになったり、専門家としてオススメできない(というか、大きなマイナスとなる)判断や動きをしてしまうというのは、明らかに人生や事業に悪影響であると考える次第です。

元も子もないことを言ってしまうと、”本物”の知恵は「その道に通じている人に会いに行く」ことでしか手に入らないと最近つくづく感じます。

昨今、「情報」に振り回されやすい環境となっていますが、そういった中でも少しでも”本物”の知恵に触れる機会を増やしたいと、小規模事業者の1人としてあらためて思ったところです。

それでは良い日曜日を!