はじめての皆様へのご挨拶

2025年4月4日金曜日

いつまでも あると思うな 親とドル(基軸通貨体制)

私の超長期時間軸でのマクロ(環境)に対する大まかな考え方は、「いつまでも あると思うな 親とドル基軸通貨体制」である。

(Xには2022年3月から度々書いてきた(いる)が、そういえば本ブログでは書いていなかったね。)


もう少し具体的に記すと、近世以降の法定通貨のざっくりとした変遷は一般的に「金本位制→管理通貨制」であるとされるが、私は「金本位制→石油本位制」という視点で捉えている。

この認識の背景には、イラクのフセイン元政権がドル決済体制に異を唱えるまで、石油取引がドルによって事実上、独占されていたものと見ているというのがある。

ではこれが今後どうなっていくかと考えると、私は、石油本位制から穀物本位制、あるいは新エネルギー(原子力資源、ただし、原子力技術そのものではない)本位制へと移行していくのではないかと妄想している。

仮に万一、穀物本位制あるいは新エネルギー本位制へ移行した場合において、米国はこれまで通りその決済システムを掌握し続けることができるだろうか。


そうした頭で我が国を振り返ると、穀物や原子力資源の確保・維持はどの程度できているだろうか。

私は決して楽観視できないものと捉えている。


ミクロの視点では、原子力資源について中小企業や小規模事業者レベルで何かアクションを起こすことは極めて難しいが、穀物の方は何か実行可能な取り組みがあるのではないかと考えている。

余談、今は価格が上がり続けている金ですらも、冷静に見てどうなんだろうね、と思っている。それでも、法定通貨よりマシだとは思うけど。


2025年3月14日金曜日

SIX-スイス (202501-)

2025/3/13


2025/3/21


2025/4/4


2025/6/19


2025年3月9日日曜日

2025年の想定

書こう書こうと思いながらもう3月。遅ればせながら、毎年恒例の経済関係の仮説を。


2020年4月以降続いている「前門の信用収縮(=経済情勢(大)悪化)、後門の過剰流動性(高インフレ)」という複雑な状況は、今年さらに深刻化し、難しい舵取りが求められる1年になると考えている。

世界経済は、各国/各地域の中央銀行や政府の政策次第では、高インフレが再燃し、その上で景気後退が顕在化する可能性がある。

特に、今年後半以降は、金融危機や大規模なデフォルトといった致命的な経済状況の悪化が顕在化するリスクを考慮しておく必要があると考えている。


このような状況を踏まえ、私は2025年を「リスクオフに備え、自らのポジションのディフェンシブ度合いを強化する年」と位置付けている。具体的には、以下のような方針である。

  • 高インフレ下でも価値が維持されやすい、棚卸資産を扱う事業への経営資源の重点配分を継続する。
  • 法定通貨の価値下落リスクを管理するため、ゴールドの留保(積増)を継続する。

経済状況の悪化がいつ来るかは不確実で、かつ、誰にも分からないものであるが、いずれにせよ早めの準備が重要である。

事業のピボットには時間がかかるため、常に先を見据え、変化に柔軟に対応できる体制を構築しておく必要があると考えている。

2025年1月26日日曜日

AI時代たるこれからを生き抜くための方向性

生成AIのお陰で必要とされる判断量が激増して死ぬほど忙しくなった話(山本一郎(やまもといちろう))

改めて、確かにそうだと感じるところ、これまでの想定が実証されていると感じるところを、今後の自身の方向性を考える上での備忘録として書き留める。


「『AIで置き換えの効く、60点ぐらいでいい仕事』はどんどん無くなって人を雇わなくなって」という点はこれまでにも想定されてきたことだ。

また、「むしろ『60点を100点近くまで引き上げる作業』と『素材は集まるけどこれを価値に転換する死ぬほど考える作業』が発生」というのも、上記の延長線上で想定されてきたことである。

そして、以下の2点は、その発生する作業の具体例である。

  • 「生成AIのお陰でやるべき作業の山が負担軽減されても未来見据えてやることを考えたり、込み入った話を先生方に説明して理解を引き出し動いてもらう」
  • 「その結果、いままで作業指揮で埋まっていた、あまり考えなくても仕切ったり捌いたりしていたタスクが減った代わりに、生成AIが効率よくお膳立てしすぎた案件を転がすtodoや、全体を総括して死ぬほど考えてまとめる重労働が大量に発生」

この「誰か(の心を)を動かす」職務というのは、あらゆる職業において、今後も(少なくとも当面は)なくなることはないと考えている。


いつの時代においても、「誰か(の心を)を動かす」技能(突き詰めれば人間性に行き着くが)は普遍的な価値を持つと確信している。


2025年1月1日水曜日

[年初の御挨拶] 謹賀新年

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

2025年が皆様にとって素晴らしい1年となることを祈念いたします。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

「労働からの解放」ねぇ…?

AGI/ASIが普及した未来を想定したときのディストピアパターン(想定)の1つがこれやね。 「AGI/ASIで労働から解放されてベーシックインカムで暮らす」が成り立つのは、今のところアメリカと中国だけです。日本ではほぼ実現不可能です。… — Koki Ikeda (@...