事業構造・利益構造は素晴らしいが、経営陣(およびそれに類する役職陣)から雰囲気を感じられない場合、というのが私が最も(事業)投資で悩むケースである。
事業というものは、仮にどれだけ完璧な論理が成立していたとしても(もちろん、それはあり得ないが)、決してそれだけで上手くいく訳ではない。
最後の最後は経営陣、さらに言えば、トップ個人のリスクテイクの巧さ(これは決して「リスクテイクする/できる」だけでなく、むしろ「無駄なリスクテイクをしない」決断ができるかどうかという方をより重要視している)というのが最も重要な要素であると感じている。
このリスクテイクの巧さの雰囲気を感じられるかどうかというのが、私にとって最重要の論点なのである。
とどのつまり、事業投資というのは、人によって見るポイントは様々で異なれど、自分自身の哲学や基準に照らし合わせてトップ個人がそれに合っているかどうかを信じられるかどうかということなのだろうと思う。
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