はじめての皆様へのご挨拶

2024年4月13日土曜日

自制心依拠は長期的には超高確率で裏切られるものである

会社経営でも(規模や額は段違いであれど)あるあるな事例。故に、捜査が進まんことには何とも言えんわな、などと思っていたなど(後出しの初言及。ビバ事後諸葛亮!)。


いわゆる”右腕”(=通帳やハンコを信用して持たせてもらうような者)というのは、究極の無金欲(倫理観や誠実さなどでは全然弱い)という性質がないことには長期間その任を果たすのは難しいと思う。

魔が差す瞬間というのは、どれだけ清く正しく美しく生きている者であっても―誰しもに等しく眼前に現れるのだ。

そのときに頼れるのは自制心ではなく、そもそもその対象に対する欲がないというところになるのではないかと感じている。


ただし、何かしらの欲があるから人は前に進むことができるのだとも思う。

現実的/実務的には、人は誰しも魔が差すのだという前提で、諸々の構造を設計するということになると考えている。

人を信じる(信じたい)からこそ、人を手放しで信じてはならない―という禅問答である。


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