経営数字と事業ポートフォリオ構築に責任を持つ立場を生業にしている者として、これは本当にその通りだと考える。
データの話で「意思決定を良くする」っていう言葉を良く使ってたけど、
— hikaru / 樫田光 (@hik0107) April 22, 2024
言葉として間違ってはいないものの"意思決定"という語感は「事業の中でもとても大きな分岐となるような意思判断」というニュアンスが強くそこに誤解があるような気がする。…
とても大きな分岐となるような意思判断、つまり、戦略面での意思決定(決断)は、定性面を見る割合が最も大きい。
この場面において、定量情報(数字/データ)は”兵站”である。それを超えるものでもそれ未満のものでもない。
(もちろん、兵站は戦略決定およびその遂行において極めて重要な要素の1つである。)
数字、データ、定量情報というのは全くもって万能ではない。
それらを万能と捉えてデータ至上主義を取ると、大局観のところで決断/判断を誤る。
俯瞰、大局観、といったところで誤った決断/判断は、残念ながら、どれだけ小手先の部分で取り戻そうとしても決して上手くいくことはない。
故に、経営者/事業者というのは、(データサイエンスが云々、データドリブンが云々、言う前に)まずは俯瞰や大局観というところが一定以上の水準で勝負できるようになることが最も重要であると考えている。
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